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『毎日新聞』山形版 2002年11月27日付 山大教育学部再編・統合問題 早急に存続案回答を 山形大教育学部の再編・統合問題で、県が8月に提示した同学部存続案の大 学側からの回答が遅れていることに対し、高橋和雄知事は26日、「このまま では、不安をかもし出すことになる。私から公式に催促しようと思う」と述べ、 早急な回答を求める方針を明らかにした。 この問題で、同大の仙道富士郎学長は私案の新学部構想を打ち出しているが、 「学長の私案は唐突で極めて遺憾だ」などと県側から批判が相次いでいる。 高橋知事は定例会見で「仙道学長は県の提案を『尊重したい』と述べた。提 案に沿った考えを示すと思う。(存続断念の)返答は来ないと思う」と新学部 構想を一蹴(いっしゅう)。「もう3カ月も待った。何らかの意思表示があっ てもいいのでは」と大学側の対応に不満を漏らした。 また、県費による財政支援については「大学の方針が出てから対応を決めた い」と述べ、現状では新年度予算案には盛り込まない考えを示した。【永井大 介】 |