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『上毛新聞』2002年11月21日付 群大学長、残す会に経緯説明 群馬大と埼玉大の統合協議に絡み、群馬大教育学部のさいたま市への移転案 が打ち出されている問題で、赤岩英夫同大学長と、教育学部の移転に反対する 市民団体「群馬に教育学部を残す会」の坂西輝雄代表(元県教育長)は二十一 日、前橋市荒牧町の同大荒牧キャンパスで会談する。この問題をめぐって、両 氏が会談するのは初めて。赤岩学長が両大学の学長懇談会での協議など一連の 経緯を、坂西代表が反対運動の経過などを説明し、意見交換することになると みられる。 会談は、大学側からの申し入れを「残す会」が受け入れる形で実現した。大 学側から赤岩学長と鈴木守副学長、「残す会」側から坂西代表と鈴木武文・群 馬大教育学部同窓会副会長が参加する。 群馬・埼玉両大は当初、今月七日に学長懇談会を開き、統合後の教育学部を 埼玉大大久保キャンパスに集約、荒牧キャンパスには「総合科学部(仮称)」 を新設することなどを盛り込んだ裁定を行う予定だった。しかし、「残す会」 の大規模な移転反対署名運動や、再考を求める県、県教委の申し入れを受け、 学長懇談会を延期、様子見の状態が続いている。同会が集めた署名は、二十日 までに十二万人を超えた。 一方、群馬大教育学部の森部英生学部長は二十日、同学部の教授会定例会で、 学長懇談会の延期など、これまでの経過を報告した。 |