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継承債務は8400億円 04年度発足の国立病院機構 共同通信ニュース速報 厚生労働省は二十日の衆院厚生労働委員会で、二○○四年四月に 発足する独立行政法人「国立病院機構」が全国に百四十四カ所ある 国立病院から引き継ぐ債務が総額約八千四百億円に上る見通しであ ることを明らかにした。 坂口力厚生労働相は、債務の返済問題に関連して「国立病院の中 には非効率なところもある。(国立病院を運営する機構)全体とし て効率化していかなければならない」と、経営効率化を進める考え を示した。 木村義雄厚生労働副大臣は「民間病院などで手を挙げる方があれ ばやってもらうべきだと思う」と病院施設の民間委譲を進める意向 を表明した。 その際には「離島やへき地のように周辺に医療施設がないところ もあり、十分考慮しなければならない」と地域事情に配慮する考え も示した。 また坂口厚労相は、新機構が力を入れる難病治療などの政策医療 に小児救急医療が位置付けられていない問題について「(対応を) 検討したい」と述べた。 武山百合子氏(自由党)、山口富男氏(共産党)、阿部知子氏( 社民党)の質問に答えた。 (了) [2002-11-20-20:27] |