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会場を大学中心から高校に センター試験、2006年度から 共同通信ニュース速報 文部科学省が二○○六年度の大学入試センター試験から、試験会 場をこれまでの大学中心から高校に移す方向で調整していることが 十三日分かった。同年度から外国語のリスニングテストを導入する ため、校内放送の設備が整っている高校で、ほかの科目も含めて実 施すべきだと判断した。 試験問題の搬送などが課題になるが、国立大学協会(国大協、会 長・長尾真京大学長)は同日東京都内で開いた総会で「文科省にき っちり対応してもらう」との条件付きで了承した。 公立・私立大、高校側などとの調整を残しており、本年度内に正 式決定する。 同省などによると、リスニングテストを大学の大教室で実施する と音声の聞こえ方が不公平になる可能性があり、高校の校内一斉放 送を使うことで一致。当初は、従来の大学会場での二日間の試験に 加え、高校でのリスニングテストの日を一日設ける予定だった。 ところが全国高等学校長協会から最近「受験生の負担軽減のため 、センター試験の全科目を高校で実施してはどうか」と同省に打診 があり、日程も二日間で済むメリットがあることから検討に入った 。 大学周辺の高校を試験会場に指定、高校側の協力も得て、大学が 問題搬送や試験監督などに当たる。 また国大協は、○四、○五両年度の国立大入試二次試験も従来通 り分離分割方式にすることを決定。○五年度入試は、国立大が○四 年四月に法人化してから初の試験で対応が注目されたが「準備期間 が短く混乱を招かないようにする」と、方針は変更しなかった。 (了) [2002-11-13-19:54] |