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『朝日新聞』埼玉版 2002年11月8日付 県立大 短期大学部の廃止提言 県立大(越谷市)の効率的な運営と魅力づくりについて検討してきた県立大 学の新たなあり方検討委員会(委員長・奥島孝康前早大総長)は7日、同大が 併設する短期大学部を06年度をめどに廃止し、4年制に統合、再編する案を 含む改革案を土屋義彦知事に提出した。 報告書は、県立大が目指す大学像として(1)教育重視で質の高い保健医療 福祉従事者を育て、県内機関に輩出する(2)県内の保健医療福祉従事者にキャ リアアップ教育をする(3)地域に貢献する(4)効率的で効果的な運営をす る−−を挙げた。 これらの実現のための具体策として、短期大学部の統合・再編を掲げた。 「4年制で充実した教育を」としている。さらに保健医療や福祉の現場で働く 人の再教育を目的とした教育研修センター(仮称)の設置も、03〜04年度 に実現できるよう求めている。 報告書を受けて県は、今年度内にも外部有識者による大学運営協議会(仮称) を設置、運営全般の検討、評価の実施と公表などについて引き続き検討し、報 告書の実現を目指す。 同大の定員は670人、短期大学部は580人。同検討委は昨年11月に設 置され、少子化や国立大の独立行政法人化など、大学改革の流れの中で同大の 生き残りを目指して検討を進めてきた。 |