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授業参観、最高学府でも 学生「この年になってまで…」 朝日新聞ニュース速報 大学でも「授業参観」。東京経済大(東京都国分寺市)は13、14両日、経営学部 の講義を父母に披露する。「授業料を払う親はスポンサー、大切にしなければ」と、出 資に見合う内容だとPRする狙いという。だが「この年齢になって参観とは」と学生た ち。出席を確約する父母も、まだ少ないという。 提案したのは柴田高・経営学部助教授(49)。かつてソニーで商品開発にかかわっ た。「授業はいわば大学の商品。父母は出資に見合う効果が分からずに高い授業料を払 っている。商品を見て納得してもらわねば」。親の目を気にして、学生が集中してくれ るとの期待もあった。 教授会で反対意見はなく、基礎経営学や応用簿記など8講義で実施する。 一瀬益夫経営学部長は「幼稚な大学と思われるかもしれないが、大学はもっと社会に 開くべきだ。授業には自信がある。ぜひ見てほしい」と話す。 だが、学生たちの受けはよくない。ある1年生(19)は「自分の親には絶対に来て 欲しくない。大学生にもなって授業態度をとやかく言われるのはいやだ」。 大学側は郵送で父母に案内を出し、参加を受け付けている。1日までに応募があった のは2人だけ。平日なので来られない人が多いらしい。 [2002-11-02-15:32] |