独行法反対首都圏ネットワーク |
『毎日新聞』群馬版 2002年10月30日付 群大再編問題で県教育長、教育学部存続を要望−−「拠点の役割期待」 ◇学長に意向明示「拠点の役割期待」 埼玉大との再編・統合問題で、群馬大の赤岩英夫学長は29日、県庁に高井 健二教育長を訪ね、これまでの経過説明や新学部構想などについて説明した。 群馬大教育学部が埼玉大に統合される公算が大きくなっていることについて、 高井教育長は「本県の教育の拠点として役割を果たしていくことを期待してい る」と述べ、教育学部を群馬大に残すよう要望した。 この問題では、すでに今月16日、群馬大教育学部の森部英生学部長が高井 教育長に経過説明しているが、高井教育長は「県教委が今どうこういう段階で はない」との意見にとどめた。しかし、今回は県教委側の意向として教育学部 を残してほしいということを大学側に明確に伝えた。これに対し、赤岩学長は 「引き続き意見を聴いていく」と答えたという。 移転問題をめぐっては、既に同窓会などでつくる「群馬に教育学部を残す会」 が署名運動を実施するなどして反対しており、高井教育長は赤岩学長に対し、 「今後、統合を検討する際には、広く県民や教育界、産業界などからの意見を 十分に受け止め、慎重に対応してもらいたい」と述べたという。【吉田勝】 |