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『朝日新聞』宮城版 2002年10月21日付
教育学部を大幅改変へ 宮教大
04年度とされる国立大の法人化を前に、宮城教育大(仙台市青葉区)はこ
のほど、教員免許の取得を目的としない課程の廃止や初等教育の充実を含む教
育学部の大幅な改革案をまとめた。法人化後、出来るだけ早い時期に実施する。
改革案では、教育学部の現在の3課程のうち、文部科学省がほかの学部への
再編などを求めていた生涯教育総合課程を廃止。現行の学校教育、障害児教育
の2教員養成課程と再編して、初等教育の充実を特色とする三つの課程につく
り直す。
新たに設置するのは初等教育、中等教育、特別支援教育の三つの教員養成課
程。このうち初等教育にはこれまでの専攻に加えて、不登校やいじめなどの教
育問題に対応する「適応支援教育系」や、情報化に応じてIT教育などができ
る教員を育てる「情報ものづくり支援教育系」など、四つのコースを新たに設
ける。
このほか、現在の大学院に新たに夜間大学院を設置して現職教員の研修機能
を強化する。
改革案は、04年度概算要求の中の法人化に向けた中期計画に盛り込む予定。
現行の定員345人を増やすかどうかは、福島大、山形大との再編統合協議が 難航しているため、さらに検討を続けるという。 |