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『富山新聞』2002年10月22日付
北陸の国立7大学が連合結成へ 学長が検討に合意、教育や研究で協力
北陸三県の国立大学長による懇談会は二十一日、金沢市の金大で開かれ、七
大学が教育、研究面などで協力する「北陸地区国立大連合」の結成を検討する
ことに合意した。
北陸地区連合を構成するのは、富山県内で再編統合を検討している富大、富
山医薬大、高岡短大と、石川県の金大、北陸先端科学技術大学院大、福井県の
福井大、福井医科大の七国立大。
北陸の国立大は、富大が、二〇〇四(平成十六)年四月に法科大学院(ロー
スクール)の開校を目指す金大から経済学部経営法学科に教官派遣の要請を受
けるなど、県境を越えた協力体制が必要となっている実情がある。七大学の連
携によって単位交換や共同研究が推進される利点が大きいとされ、今後は各大
学で具体案を検討する。
富大の瀧澤弘学長は「各大学が得意な学問分野を持っており、学際的な研究
が進む」と前向きな姿勢を示している。しかし、文部科学省が県境を越えた教
育学部の統合方針を示していることとは別の問題であるとし、北陸地区国立大
連合の結成と県内三国立大の再編統合は無関係であるとしている。
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