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『毎日新聞』群馬版 2002年10月17日付
群大再編問題 連絡会設置を合意−−群大と県教委
埼玉大との再編・統合問題で、群馬大は１６日、県教委に対し、これまでの
経過説明などを行った。この中で、学長懇談会で教育学部のキャンパス移転問
題について両学長による裁定を行った後、県教委と大学側の連絡会を設置する
ことで合意。県教委は学長裁定を待って、具体的な対応策を検討する姿勢を示
した。
この日説明に訪れたのは同大の森部英生・同学部長ら５人。森部学部長は
「大学としてのパワーアップと地域貢献を両方実現していく方向で努力してい
きたい」とあいさつ。これに対し、高井健二教育長は、教育学部の移転には
（１）県内の子供の高等教育機関（２）教員養成機関（３）現職教員の研修の
場の３点から「大きな関心を寄せている」とし、「再編の必要性や新学部の構
想などの考え方を聞きたい」と話した。
大学側の説明後、会見した高井教育長は「同窓会や高校などに対し、よく説
明してほしいと要請した」と話した。
また、同学部が埼玉大へ統合される公算が大きくなっている点については
「県教委が今どうこういう段階ではない」と述べるにとどまった。学長裁定後、 学長から改めて説明を受ける予定だという。【大貫智子】 |