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独行法反対首都圏ネットワーク

☆埼玉大との再編問題でシンポ−−群馬大
  [he-forum 4576] 毎日新聞群馬版10/11
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『毎日新聞』群馬版  2002年10月11日付

埼玉大との再編問題でシンポ−−群馬大


 埼玉大との再編・統合問題で、教育学部が移転する公算が大きくなった群馬
大の荒牧キャンパス(前橋市荒牧町)で10日、同大教職員組合(黒須俊夫委
員長)などによるシンポジウムが開かれた。白井紘行同大副学長や中野尚彦同
大教育学部教授ら6人のパネリストが、統合のメリット・デメリットなどにつ
いて議論、両大に重複する教育学部が再編・統合の焦点となっていることが改
めて浮き彫りとなった。

 白井副学長は、今年1月から進められている統合協議について、「教育学部
の問題で足踏みした時期もあったが、現在、対等な立場で統合を推進するため、
協議会設置に向けて検討を続けている」と説明。学長懇談会での統合の基本方
針については(1)1学部1キャンパス(2)2つの工学系学部はそれぞれ残
すが、改編し、名前を変える必要がある――などと説明。統合後は全学部で大
学院博士課程を設置する方向で検討していることも明らかにした。

 中野教授は、両大の教育学部はそれぞれ残す方向で一時は検討が進められて
いたが、「文部科学省が1学部1キャンパスにこだわったため断念した」など
と話した。同学部教授会は学長の裁定に従うことを決めたが、「初めから新学
部を作るのが学長の構想で、教育学部はないがしろにされた」などと不信感を
あらわにした。【大貫智子】