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10/10山形新聞ニュース 山大教育学部出が大幅増、公立校教員合格者
県教育委員会は9日、来春採用の県公立校教員選考試験の合格者数を発表した。小学校
と中学校がともに72人で、前年から大幅に増加した。採用枠の拡大に伴い、存続か廃止か
で揺れる山形大教育学部出身者の数が増えたのも特徴。
県独自の少人数学級編成事業「さんさんプラン」の導入を背景に、小学校教諭合格者は
前年の42人から30人の増。うち山形大教育学部が33人で半数近くを占めた。前年は3分の1
に当たる14人だった。
大量の退職者が見込まれる中学校は、前年の47人から25人増えた。山形大教育学部は前
年の11人から倍増の23人だった。教科別では英語が20人で最も多く、技術と家庭がそれぞ
れ1人で最少だった。
第4次県教育振興計画に基づき、学級減が続く高校は、7人減の33人にとどまった。特殊
教育諸学校は11人、 養護教諭は5人で、全体の合格者は193人。前年から56人増えた。
1次試験の受験者を基にした単純な倍率は、小学校が8.8倍、中学校が9.8倍、高校が12.
2倍、特殊教育諸学校が3.9倍、養護教諭が13.8倍。全体の倍率は9.6倍で、前年の11.9倍
から緩和した。
山形大教育学部の出身者が増加したことについて、県教育庁義務教育課は「大学は選抜 基準にならず、厳正公平」と話している。 |