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独行法反対首都圏ネットワーク

☆山大学長発言受け、関係団体が緊急アピール
 [he-forum 4548] 山形新聞10/05 
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『山形新聞』2002年10月5日付

山大学長発言受け、関係団体が緊急アピール


 南東北の3大学間再編協議に伴い、山形大の仙道富士郎学長が「教育学部は
地域貢献型の学部になる」と発言、県内に波紋が広がっている問題で、教育学
部の存続を強く求める県内の関係団体は4日、「署名を行った20万県民の思い
を無視しており、新学部発言は唐突」とする緊急アピールを発表した。

 署名活動を行った12団体と「山形大教育学部を存続・支援する会」などが同
日、県庁で記者会見した。6日には山形市内の街頭2カ所でチラシを配布して学
部存続運動への理解を求めるほか、週明けには文部科学省を訪れる予定。

 会見で発表した緊急アピールは、再編の受け皿になる「担当校」を事実上断
念することを意味する学長の「新学部発言」について▽学部存続を目指し、県
が提出した試案の検討報告もない段階であり唐突▽署名した20万県民の思いを
無視している▽地域との対話を重視する文部科学省の意向に反している―とし
て、発言の真意を県民に説明するよう求めた。

 団体代表らは「教育学部を残してこそ、学長の言う地域に貢献する学部にな
るのではないか」「(文科省の)在り方懇談会報告書はパワーアップを目指す
内容だが、山形大は数のことばかり考えている」などと語り、教育学部存続に
消極的とされる山形大の姿勢を批判した。