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女性科学者、活動の場増やせ…14学会が連絡組織
読売新聞ニュース速報
女性科学者が活躍できる環境作りを目指して、応用物理学会など国内の14学会が
7日、「男女共同参画学協会連絡会」を発足させる。約10万人の女性科学者が結集
し、各学会の進んだ活動について情報交換したり、共同アピールを提言するなどの活
動を通じて、大学での主要ポストに就く女性が増えるための条件作りを進めていくこ
とになる。
国立大学協会のワーキンググループが2000年にまとめた報告書によると、国立
大学の教員のうち、女性が占める割合は、文学・語学系が13・7%なのに対し、工
学系が1・3%、農学・水産系は1・6%にとどまっている。学部学生の比率(工学
系10・3%、農学・水産系41・1%)と比べ極端に低く、女性が大学内でポスト
を得るのが難しいことをうかがわせる。
約700人の女性会員が所属する応用物理学会(2万4000人)が昨年、男女会
員を対象に実施したアンケートでも、役職が上がるほど、女性の比率が下がる傾向が
見られた。同学会男女共同参画委員会の小舘香椎子(こだて・かしこ)委員長(日本
女子大教授)は「活躍する女性が増えれば、その姿を見て女子学生も後に続いてくれ
るはず」と話す。
7日の設立集会には、同学会、日本物理学会(2万人)など、正式加盟を表明して
いる14学会に加え、10数学会がオブザーバーとして参加する。
[2002-10-05-20:24]
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