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世界最高水準の研究教育拠点に50大学113件選定
 [he-forum 4524] 読売新聞10/03 
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『読売新聞』2002年10月3日付

世界最高水準の研究教育拠点に50大学113件選定


 日本学術振興会は2日、全国の国公私立大が「世界最高水準の研究教育拠点
作り」を競い合う「21世紀COEプログラム」の対象として、計50大学、
113件の研究計画を選び、文部科学省に報告した。件数比では、国立84件
(74%)、公立4件(3%)、私立25件(22%)と、旧帝大を擁する国
立大が多数を占めた。

 COEは、英語の「センター・オブ・エクセレンス(卓越した拠点)」の略。
昨年6月に、文科省が打ち出した「大学の構造改革」の一環で、大学院博士課
程レベルで最高水準の研究拠点を目指す大学に、予算を重点配分して特色ある
大学作りを進めようというプロジェクト。当初は、「国公私立トップ30構想」
とされていたが、批判、反発が続出したため、内容を練り直した。

 研究分野を10に分け、各20件を目安に選定し、毎年1―5億円を5年間
補助する。今年度は5分野が対象で、全国の163大学から464件の研究プ
ランの応募があった。

 「生命科学」分野では、クローン・マンモス作りで知られる近畿大生物理工
学研究科(入谷明教授)など28件。「化学・材料科学」では、アモルファス
合金の研究が有名な東北大金属材料研究所(井上明久教授)など21件。さら
に、「情報・電気・電子」「人文科学」で各20件、「学際・複合・新領域」
で24件などが選ばれた。