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教育12団体が山大学長に発言撤回を要請へ
  [he-forum 4523] 10/2山形新聞ニュース 
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山形新聞ニュース  2002年10月2日 水曜日

教育12団体が山大学長に発言撤回を要請へ

 文部科学省の意向を受けた南東北3大学間の教員養成課程再編協議で、山形大の仙道富
士郎学長が再編の受け皿になる「担当校」を断念する考えを表明した問題で、教育学部の
存続を求める「県教育文化フォーラム」など県内の教育関係12団体は一日、学長発言に強
く抗議し、撤回を求める方針を固め、大学側に伝えた。7日に文書を手渡し、学長から発
言の真意をただす方向で調整している。

 抗議する12団体は、大学運営について有識者の意見を聞く9月28日の山形大運営諮問会
議で、仙道学長が「教育学部は地域貢献型の(新しい)学部になる」「(小学校の)教員
養成課程をある程度残す」と発言したことを問題視。「山形大、県、山形市の三者が話し
合う懇談会の流れを無視しており唐突」と反発を強めている。

 仙道学長は「あくまでも私的な見解」などと釈明するとみられるが、団体側は「学長の
私的な考えとしても、常軌を逸している」と強硬姿勢を崩しておらず、一連の発言を取り
消すよう求めるとみられる。

 県は大学側の求めに応じ、6年間の一貫教育や財団による財政支援を盛り込んだ試案を
提出しており、提案に対する正式な回答がない段階での踏み込んだ学長発言に、「ルール
違反」との考えが根強い。

 これに対し、仙道学長がどう回答するかに注目が集まる。発言を軌道修正するかどうか
が今後の動向を大きく左右することになりそうだ。

 仙道学長に発言撤回を求めるのは、教育学部の存続を目指し、20万人を超す署名を集め
る原動力となった12団体。

 県教育文化フォーラム、県PTA連合会、県高校PTA連合会、県特殊教育諸学校PT
A連合会、県連合小学校長会、県中学校長会、県高等学校長会、県特殊教育諸学校長会、
山形大教育学部同窓会、山形大付属小同窓会、同中学校同窓会、同養護学校同窓会が名を
連ねる見通し。

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