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独行法反対首都圏ネットワーク

☆“学群”を設置へ 有識者交え構想協議会
  [he-forum 4521] 北日本新聞09/26
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『北日本新聞』2002年9月26日付

“学群”を設置へ 有識者交え構想協議会


 再編統合を検討している富山大、富山医薬大、高岡短大の県内3国立大学は
25日、「新大学構想協議会」の第7回会合を富山大で開いた。今回初めて外部
の有識者らを交えて話し合い、新大学には、学部の上部組織として「学群」を
置くことを決めた。

 3大学は4月から協議会を開いている。新大学構想の話し合いに学外の人の
視点も参考にしようと今回から、各大学が外部の有識者から大学運営に提言を
受けるため設置している「運営諮問会議」の一部の委員と、県の担当者の合わ
せて11人がオブザーバーとして参加した。
 
 各大学の学長、副学長、学部長らが出席。新大学では、大学の意思決定をス
ムーズにし、教官の評価基準を分野ごとに統一するため、いくつかの学部をま
とめる「学群」を置くことで合意した。運営諮問会議委員からは「少子化の中
で定員割れのないよう、新大学はスリム化を図る必要がある」と発言があった。

 当初予定より遅い平成16年度の統合を目指すが、国との折衝を考えると、年
内には新大学の大まかな枠組みを決める必要がある。協議会では教養教育に続
き、大学院のワーキンググループも発足させ、集中的に構想を練り上げること
も決めた。会見した塩沢和章富山大副学長は「この秋には一定の到達点を迎え
なければならない」と話した。