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『毎日新聞』山形版 2002年10月1日付
山形大教育学部の再編・統合問題 学部の存続を目指す−−県答弁
◇地域貢献型構想受け
教育学部の再編・統合問題に絡み、山形大の仙道富士郎学長が、「地域貢献
型の新学部構想を持っている」と9月28日の運営諮問会議で発言したことを
受け、笠原征男・県文化環境部長は30日の県議会定例会本会議で、「学長の
私的な見解ではあるが、私的にしても残念だ。県としては、必ず学部存続が実
現されるよう今後も粘り強く取り組んでいきたい」との姿勢を示した。
「学長の新学部発言をどう思うか」とした前田利一県議(社民)の一般質問
に答えた。高橋和雄知事はこの質問に答弁しなかった。笠原部長は「まだ県提
案を踏まえた大学としてのスタンスが示されておらず、今後、県と山形市との
三者懇談会などで議論されていくと思う」と強調。教育財団の設立については、
「教員養成担当校となることが前提だが、内容や財政支援の具体的規模などは 山形大の考えを聞いて検討したい」とした。【加藤隆寛】 |