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☆<国立大>筑波大と図書館情報大、山梨大と山梨医科大が統合
  [he-forum 4516] (毎日新聞10/01
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<国立大>筑波大と図書館情報大、山梨大と山梨医科大が統合
毎日新聞ニュース速報

 筑波大と図書館情報大、山梨大と山梨医科大が1日、それぞれ統合された。国立大の
統合は戦後初めてで、来年10月には10組20校が続く予定。現在の国立大は194
9年に69校で発足した後、医学部のない県での医科大や特色ある単科大が加わって9
9校にまで増えたが、今後は一転して「統合の時代」に入る。今回は、総合大が単科大
を吸収する新「筑波大」と、対等合併に近い新「山梨大」という特色があり、今後の統
合モデルとしても注目されている。

 図書館情報大は、図書館学と情報科学を融合した図書館情報学の構築を目指して79
年、茨城県つくば市に創設された。入学定員150人の小規模な単科大。00年、法人
化への対応を学内で協議する中で筑波大との統合を選択し、持ちかけた。

 統合後は筑波大の図書館情報専門学群に衣替えするが、定員やキャンパスは変わらな
いこともあって学生や教職員から強い反対はなかった。筑波大も「我々にない研究分野
を補える」(北原保雄学長)と歓迎した。

 「動き出した船には乗るべし、脱皮しないヘビは死ぬと知るべし」。9月27日に図
書館情報大であった統合記念行事で、退官する吉田政幸学長はこう語りかけた。

 一方、工学部と教育人間科学部からなる山梨大と山梨医科大が統合する新「山梨大」
は、「医工融合」を掲げる。来春には介護ロボットの開発や人工関節の設計などを目指
す医学工学総合大学院を設ける予定だ。

 しかし対等合併を重視した結果、甲府キャンパス(山梨大)に総務・学務部、玉穂キ
ャンパス(医科大)に経理部と、事務部門が分散するなど、課題も残る。新「山梨大」
の吉田洋二学長は「知名度も人材もある旧帝国大と同じスタートに立つ以上、『山梨大
と言えば、これ』という特色作りが重要だ」と生き残りの道を模索する。 【中山信、
夫彰子】