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独行法反対首都圏ネットワーク

☆教職員17人の雇用契約満了〜酒田短大
  [he-forum 4513] 10/1山形新聞2
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山形新聞ニュース   2002年10月1日 火曜日

教職員17人の雇用契約満了〜酒田短大

 深刻な経営危機で休校状態にある酒田短大の教職員17人の雇用契約が30日で満了を迎え
た。教職員側は解雇なら1カ月前の事前通告が必要、として契約は自動延長されたと解釈
しているが、酒田労働基準監督署は契約打ち切り、延長のどちらとも現段階では言えない
としており、教職員の立場は宙に浮いた形だ。

 短大を経営する学校法人瑞穂学園の元理事長で、実質的オーナーの貝原秀輝氏サイドは
今年4月の年度当初に、それまで1年間だった雇用契約を半年に切り替えた。このため30日
が雇用契約の満了日となる。貝原氏側は最近、「雇用問題は何とかしたい」と連絡してき
たが、その後、資金計画と同様、具体的な話はないという。

 教員側は「労働基準法上は解雇には1カ月前の事前通告が必要であり、それがない以上、
契約は自動的に延長される」としている。

 しかし、酒田労基署では、「1年間だった契約を半年に短縮した経緯もあり、(契約内
容を詳細に調べないと)延長か打ち切りかは言えない」という立場だ。教員側は当面、貝
原氏側の対応を注視する構えで、教職員は「残念ながら宙ぶらりんの形」(短大関係者)
となる。

 貝原氏側は10月7日からの後期授業実施の前提条件となる資金計画の策定、文部科学省
による了承などに何らの見通しも示していない。

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