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☆県、山形大教育学部の存続へあらためて意欲
  [he-forum 4512] 10/1山形新聞1
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山形新聞ニュース    2002年10月1日 火曜日

県、山形大教育学部の存続へあらためて意欲

 南東北3大学間の再編協議に伴い、山形大の仙道富士郎学長が教員を計画養成する「担
当校」を断念する考えを表明した問題で、県文化環境部の笠原征男部長は30日の県議会本
会議で「学長の私的な考えで、まだ大学のスタンスは示されていない。教育学部の存続を
必ず実現するという姿勢で粘り強く取り組む」と述べ、あらためて存続への強い決意を示
した。

 前田利一議員(県民連合)の一般質問に答え、笠原部長は「28日の大学運営諮問会議で
、学長が教員養成担当校としての教育学部ではなく、地域に貢献する新しい学部も考えて
いると発言した。これはあくまでも学長の私的な考え」と強調。「県としては教育学部の
存続を必ず実現するという姿勢で、今後とも粘り強く取り組んでいく」と述べ、県議会の
理解を求めた。

 これからのスケジュールについて、笠原部長は「県の提案を踏まえた大学側のスタンス
は示されていない。大学としては諮問会議の意見を聞いて、検討はようやく緒についたば
かりと理解している。今後は学内のワーキンググループで本格検討され、県と山形市との
事務協議や三者懇談会で十分に議論されると思う」と展望した。

 学部存続を目指し、県が提出した試案に盛り込んだ財団に言及し、「教育財団の設立は
教員養成担当校になるのが前提」と強調、現在の教育学部が仮に新学部に移行した場合は
、財政支援が困難との見通しを示した。
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