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☆<大学発ベンチャー>初の上場 初値は公募価格の1.8倍に
 [he-forum 4493] 毎日新聞09/25 
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<大学発ベンチャー>初の上場 初値は公募価格の1.8倍に
毎日新聞ニュース速報

 遺伝子医薬品開発のベンチャー企業「アンジェスMG」(本社・大阪府豊中市)が2
5日、東京証券取引所の新興企業向け市場マザーズに株式を上場した。大学から生まれ
たベンチャー企業の上場は初めて。午前中は人気殺到で、寄り付かず、午後に入ってつ
いた初値は40万円。公募・売り出し価格(22万円)の1.8倍で、低迷する相場の
中で異彩を放った。終値は35万円。

 同社は、法律の改正で、国立大の教官がベンチャーの役員を兼業できる体制ができた
ことを受けて、99年12月、大阪大学助教授で取締役の森下竜一さんが中心になって
設立した。01年12月期は、売上高13億円、経常利益2億8000万円。従業員7
5人。

 肝細胞増殖因子(HGF)遺伝子が、血管を再生する機能に着目。足や心臓などの血
管がつまった患者向けに治療薬の開発を進めており、05年までに新薬を発売する計画
という。公募で得た約30億円は研究開発や借入金の返済にあてる。

 25日の取引終了後、山田英社長は「初値は、投資家に関心を寄せてもらった結果で
あり、期待に答えたい」と事業拡大に意欲を示した。森下助教授も「アンジェは(フラ
ンス語で)天使の意味がある。新薬の開発で、患者さんの治療に貢献したい」と抱負を
語った。

    【高橋秀郎】



[2002-09-25-20:20]