独行法反対首都圏ネットワーク |
全学討議を進めて新制度設計構想のさらなる具体化を
〜今こそ学生の立場にたつ新生福島大学づくりをめざして〜
平成14年9月2日将来計画推進本部会議
1.去る8月30日、文部科学省より福島大学の全学再編と来年度の概算要求
に関わる「伝達」がなされ、そこでは「福島大学が『教育重視の人材育成大学』
を目指し、教員養成系学部・大学の再編・統合の動きを踏まえつつ、学群・学
系制度の導入による全学再編を検討されてきたことは評価」したうえで、「県
内(外)の人材養成の社会的ニーズを十分に把握・分析しつつ、学群・学系制
度のメリットを最大限活用し、他大学のモデルとなるよう構想をさらに具体的
に検討すること」について指摘された。
2.さらに「伝達」において「国立大学を取り巻く状況に鑑み、スピードを上
げて構想を作成することが大事」であること、「今の教官体制に即した改革に
止まることなく、大きな視野に立った改革が求められている」という点につい
ても発言された。われわれは以上の「伝達」を踏まえて、一方において「三大
学間の調整」を視野に入れた教育大学室等との相談・協議を進めつつ、他方に
おいてわれわれが福島大学ヴィジョン検討委員会答申及び大学改革委員会等の
諸論議において指し示した学生の立場にたつ大学づくりについての全学討議を、
この間の文部科学省との折衝を踏まえて進める必要がある。
3.今、われわれは、県民・市民の悲願である自然科学系学域の実現が目前に
迫りつつある中で、昨年秋に全学討議の下に正式決定された学群・学系制度の
基本方向に沿って、さまざまなレベルの新生福島大学の<具体案>を早急に作
成することに取りかかるとともに、昨年8月の「伝達」において指摘された
「国立大学法人化」への対応も国立大学協会等の動きも視野に入れて、まさに
主体的かつ本格的に全学討議を進め、大学構成員の確乎とした合意形成を図る
必要がある。
将来計画推進本部会議は、以上の方向に沿って不退転の決意で新生福島大 学づくりを進める所存である。 |