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☆東電寄付講座の設置撤回 長崎大、トラブル隠し受け
 [he-forum 4471] 共同通信09/18 
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東電寄付講座の設置撤回 長崎大、トラブル隠し受け
共同通信ニュース速報

 東京電力の原発トラブル隠しを受け、東電の寄付金で低線量放射
線の生物影響などを研究する講座の設置を進めていた長崎大(長崎
市)は十八日、寄付講座の設置を撤回することを決めた。東電側か
ら振り込まれた寄付金三千万円は返還する予定。
 講座設置が予定されていた大学院医歯薬学総合研究科の谷山紘太
郎科長は記者会見で「不祥事を招いた企業からの寄付で講座を設置
することは妥当でない」と述べた。今後については「低線量放射線
の研究は非常に重要。他企業の寄付などを検討し、研究を推進した
い」としている。
 長崎大は今年一月、池田高良学長名で東電に寄付講座の設置を依
頼。しかし学内や被爆者らから「被爆地の大学にそぐわない」と批
判が相次いでいた。これについても谷山科長は「原発推進を思わせ
る点があったことは(市民らに)申し訳なかった」と謝罪した。
 長崎大に撤回を申し入れていた被爆者の山川剛さん(65)は「
当然の結果。トラブル隠し以前に原発推進企業の金で研究すべきで
はない」と話している。
 東京電力広報部は「非常に残念だが、長崎大の決定に従う」とし
ている。
(了)
[2002-09-18-19:07]