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医学で産学連携呼び掛け 京大が企業向け説明会
共同通信ニュース速報
医学分野の最先端の研究成果を企業に紹介して産学連携を進めよ
うと、京都大医学部は十七日、京都市で企業を対象にした初めての
説明会を開き、製薬会社など約百社から約百三十人が参加した。
特許の出願や企業の出資を受けた共同研究を促し、新たな治療法
開発を進めるのが狙い。
次期医学部長に決まっている本庶佑教授は「産学連携には、独立
行政法人化を前に大学の財政基盤を強固なものにしようという狙い
もある」とあいさつした。
大学側は、さまざまな組織に成長するヒト胚(はい)性幹細胞(
ES細胞)の国産化に国内で唯一、取り組んでいる再生医科学研究
所や、研究から治験までを一貫して実施する探索医療センターのプ
ロジェクトなどを紹介。現在年平均約三十件の特許出願数を、五十
件程度まで引き上げるなどの活動方針を説明し、参加を呼び掛けた
。
出席した企業関係者からは、共同研究に関する大学側の守秘義務
や、特許取得などについて質問が出た。
(了)
[2002-09-17-18:36]
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