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研究」より「教える」大学、重点助成へ
[he-forum 4461] 読売新聞09/14
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『読売新聞』2002年9月14日付

研究」より「教える」大学、重点助成へ


 研究だけでなく、学生の教育に力を入れている大学を支援しようと、文部科
学省は来年度、優れた教育を行っている国公私立大学・短大を選んで、重点的
に助成する制度を始める。来年度予算の概算要求に経費を盛り込んだ。

 この制度は「特色ある大学教育支援プログラム」。大学同士に教育改善の工
夫を競ってもらうことによって、大学の個性化を図り、国際競争力をつけるこ
とが狙い。選ばれた大学や事例集は公表される。

 「学生の満足度向上」「語学教育の充実」などのテーマごとに、教育改善の
取り組み内容を応募してもらう。複数大学の共同応募も認める。評価の対象は
必ずしも教育レベルの高低でなく、例えば、優れた補習で高校レベルから学力
の引き上げを図っている大学などにもチャンスがある。

 選定は大学・短大関係者や外部の関係機関、有識者からなる委員会が行う。
委員会は支援大学数も決め、選ばれた大学には、140億円の枠内で予算が重
点的に配分される。文科省は「選ばれた大学には励みにしてもらい、他の大学
には事例を参考にしてもらいたい」(高等教育局)としている。