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独行法反対首都圏ネットワーク

☆県試案は評議会で対応−山大教育学部問題
  [he-forum 4457] 山形新聞09/12
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『山形新聞』2002年9月12日付

県試案は評議会で対応−山大教育学部問題


 山形大は11日、評議会を開き、教育学部存続を目指し、県が独自に作成した
試案の内容を正式に報告した。終了後、仙道富士郎学長は「試案は(提案を持
ちかけた)学長と知事の間の話であり、私が中心になって検討していく」と述
べ、当事者の教育学部ではなく、評議会として責任を持って対応していく考え
を示した。

 報道陣に対し、仙道学長は「慎重審議しており、今回の評議会で何かを決定
したということではない」と強調。「慎重審議は学部で行っているのか」
「(教育学部の)教授会に差し戻すことはあるのか」との問いに対し「そうい
うことではなく、あくまでも学長と知事の間のことであり、全体としては(山
形県の教員養成に関する)懇談会の中できちんと対応していくべきだ」と語っ
た。教育学部で試案内容を議論する余地はないのかとの質問には「いろんなと
ころで議論される。意見を聞いて、次回の懇談会で大学としての考え方を示し
ていく」と述べるにとどまった。

 南東北3国立大の教員養成系大学・学部の再編協議に伴い、山形大教育学部
は5月の教授会で教員の計画養成機能を維持することを断念。学部存続を目指
す県は8月、大学側に6年間の一貫教育などを柱とした独自の試案を提示した。