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独行法反対首都圏ネットワーク

教育学部の重要性、口々に 再編統合でパネル討論−弘前大
  [he-forum 4452] 毎日新聞青森版09/08
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『毎日新聞』青森版  2002年9月8日付

教育学部の重要性、口々に 再編統合でパネル討論−弘前大


 パネルディスカッション「弘前大学教育学部の再編統合問題を考える」(弘
前大学主催)が6日夜、同大で開かれ、市民約100人が、公募で選ばれた5
人のパネリストの意見や大学の説明を聴いた。パネリストも聴衆も「再編統合
は避けられない」「1県1教育大学の原則を守るべきだ」の二つの立場に割れ
たが、「教育学部の理想の姿を弘前大学が追求することが教育学部存続には不
可欠」という点では一致した。

 パネリストは口々に弘前大教育学部の重要性と存続を訴えた。弘前市立致遠
小の西澤東教諭は、学習障害を持つ子どもたち支援のネットワーク作りに弘前
大教員らが果たした貢献を力説した。大間高の高橋興校長は県内教員界に占め
る弘前大OBの多さを述べた。弘前大付属のPTA役員を務めた一条敦子さん
はPTA活動の活発さを伝えた。しかし5人とも「秋田、岩手ではなくなぜ弘
前か」の説得力ある説明は出来なかった。

 会場からは「再編統合論は拙速。立ち止まって考える必要がある」という意
見も出た。

 教育学部の再編統合は少子化による教員採用人数の激減を発端に、文部科学
省が促しており、弘前大は秋田大、岩手大と再編統合を論議中。弘前大は今後
も再編統合問題について意見を聴く機会を設ける。【石川宏】 -----------------------------