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独行法反対首都圏ネットワーク

☆広島県立3大学統合案を評価/藤田知事
   [he-forum 4436] 中国新聞09/03
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『中国新聞』2002年9月3日付

広島県立3大学統合案を評価/藤田知事

 
 広島県の藤田雄山知事は二日の記者会見で、県立大学運営協議会が大筋合意
した三大学の統合について「合理的な考え方だ」と述べ、一大学三キャンパス
体制への再編に前向きな姿勢を示した。

 運営協が統合の方向性を打ち出したのは、広島女子大(広島市南区)▽県立
大(庄原市)▽保健福祉大(三原市)の県立三大学。三学長の諮問機関である
運営協が先月二十九日、一大学三キャンパス制の方向で答申案をまとめること
を決めた。

 藤田知事は、少子化の進展で大学間競争はさらに激しさを増すとの認識を表
明した。その上で県立三大学に関して「国立大並みに設定した学費面では競争
力はあると思うが、さらに魅力の充実に努める必要がある」と指摘。国立大の
独立行政法人化が二年後に迫る中、県立三大学も再編など生き残りのための対
応が必要だと強調した。

 さらに一大学三キャンパス制について、(1)各大学にある庶務や総務部門
などの一元化(2)第二外国語などへの遠隔講義の導入による効率的な運営―
などのメリットを例示。「非常に合理的な考え方だと思う」と述べた。

 一方、広島湾岸の広島南道路が太田川を渡る観音―商工センター間(広島市
西区、一・三キロ)の工法問題にも言及。広島市の方針が広島西飛行場に影響
しないトンネル方式に固まりつつあることに対し「正式にトンネル方式とは、
うかがっていない。コストと早期完成といった意味では橋りょう方式が優れて
いるのは明白だ」と従来の考えを重ねて強調した。