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☆雑用で若手の研究進まず 文科省の研究者意識調査
  [he-forum 4430] 共同通信09/05
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雑用で若手の研究進まず 文科省の研究者意識調査
共同通信ニュース速報

 国内の研究機関は雑用が多いうえ、研究ポストが少ないことが若
手の自立を阻害しているなど、研究者の多くが環境に不満や問題点
を感じていることが、文部科学省が五日まとめたアンケートで明ら
かになった。
 昨年十二月に大学や企業の研究機関に所属する若手から所長、教
授クラスまで千二百人に調査票を郵送し、八百八十九人から回答を
得た。
 回答者の45%が「雑務が多く研究活動に専念できない」ことが
若手の自由な研究活動を妨げていると回答。ポスト不足や、研究成
果に対する評価の不十分さ、予算の少なさなどの要因も指摘された
 研究から生まれた特許などの知的財産権について、給与や研究費
などの処遇に「反映されていない」と感じている研究者が43%を
占め、同省調査調整課は「報奨金や特許収入の分配など、研究者に
利益を還元する仕組みが必要だ」と分析している。
 また一般の科学離れを食い止めるため、中学生や高校生向けに特
別授業を行う意思があるか尋ねたところ、九割近くが「協力する」
と前向きな姿勢を示した。
(了)
[2002-09-05-17:12]