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☆ 研修医制度改革の骨格、病院受け入れに定員制…厚労省
YOMIURI ONーLINE  (9月4日22:45)
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YOMIURI ONーLINE  (9月4日22:45)

研修医制度改革の骨格、病院受け入れに定員制…厚労省

 2004年4月から義務化される医師臨床研修の具体的な進め方を検討している厚生労働省ワーキンググループは4日、36年ぶりの改革の骨格となる研修プログラムや研修施設の基準をまとめた。研修医の受け入れに「定員制」が導入され、都市部の大学病院に研修医が集中している現状を改める内容となった。

 新たに決まった研修医の定員は「病床10床に研修医1人以下」など。現在、研修医の定員はなく、都内の私立大学病院の中には、約1000床の病院に2、300人が集まっているところもあるが、定員制導入で100人程度に絞られることになる。

 また、これまで大学病院の医局に所属し、1つの診療科で専門性に偏った研修を受けるケースが主流だったことの反省から、2年間の研修期間のうち少なくとも1年4か月は、内科、外科、救急部門など基本的な6診療分野を必修として経験することになった。

 一方、研修医が集中する私立大学病院の中には、研修医の給与が10万円以下に抑えられるところもある。こうしたことから、研修医は生活のため、他の病院でのアルバイト診療に頼らざるをえず、ほとんど休みをとれない過酷な労働実態が問題視されていた。このため、研修医のアルバイトを禁止とし、手当を初任給並みとする方針が確認されたが、処遇面の詳細などについては、継続審議となった。

(9月4日22:45)