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学力向上に5倍超の77億円 文科省の03年度概算要求
 . [he-forum 4420] 共同通信ニュース速報 (08/28 
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学力向上に5倍超の77億円 文科省の03年度概算要求
共同通信ニュース速報

 文部科学省は二十八日、二○○三年度予算の概算要求を発表した
。学力低下の懸念を払しょくするため、「学力向上アクションプラ
ン」に本年度当初の五倍を超える約七十七億円を充てた。一般会計
総額は約七兆百七十五億円で同比6・7%の伸び。うち文化庁予算
は一千百五十七億円で17・5%増。
 文化庁分を除いた予算の半分近くを占める義務教育費の国庫負担
金は従来ベースで約三兆千百七十三億円を計上。しかし、小泉純一
郎首相が国の関与縮小の観点から制度見直しを指示しており、見直
しの方向が定まれば年末の査定までに減額になる可能性がある。
 学力向上策としては、教育関係学部の学生を「放課後学習チュー
ター」として小中学校に配置。放課後の補習で授業が分からない子
どもの解消を図るなど総合的に取り組む。また、学校施設の耐震化
を進めるために、改築・補強費用に2%増の一千七百億円を要求す
る。
 子どもの体力向上の取り組みと、オリンピックでのメダル獲得率
倍増を目指した選手強化事業にはそれぞれ約60%増の約二十七億
円。
 科学技術分野では、脳の働きを解明し、人の一生涯にわたる教育
に生かすための方法を探る研究に約十億円を要望。特許など、大学
での知的財産の活用を戦略的に実施するための体制整備などに約九
十四億円を盛り込んだ。
(了)
[2002-08-28-19:19]