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海外大学の進出、自由化を検討 文科省
 . [he-forum 4411] 朝日新聞08/23 
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海外大学の進出、自由化を検討 文科省
朝日新聞ニュース速報

 文部科学省は、海外の大学の日本進出に対し、専門家を交えた検討会を設立する方針
を固めた。米国など8カ国が「高等教育サービスの自由化」を要求してきたことから、
日本の大学と同じ資格を与えなければならない可能性もあるため、海外の大学の質を保
証する制度ができるかどうか検討する。
 世界貿易機関(WTO)が加盟国に対し、「サービス貿易の自由化」の要求があれば
今年6月末までに相手国に申し出るよう求めたところ、8カ国が日本の高等教育分野に
ついて「制限なしの自由化」を求めた。
 日本はWTOに対し、来年3月に1次回答、04年中に最終回答を出さなければなら
ない。
 海外の大学が日本に進出する場合、学校法人を設立して日本政府の設置認可を受けな
ければならない。認可を受けるためには、一定基準の土地や費用が必要になる。
 すでに米国などの大学がいくつか進出しているが、大半は土地や施設、教員数などが
認可基準を満たしておらず、日本は正式な「大学」とは認めていない。
 日本にキャンパスを作らず、海外からインターネットで通信教育をする大学もあるが
、これも「大学」とは認めていない。
 文科省は「認可の審査を受けなければ大学の質は判断できず、学生の保護に責任が持
てない」とする。
 だが、8カ国の要望を機に、大学も国際化・自由化が必要と判断。大学の質について
保証できる「国際的なネットワークづくり」に向け、国内で検討したうえで、各国との
交渉や協力に当たることにした。
 検討会は、ユネスコなどの国際機関と連携をしながら、▽各国の大学の評価機関との
情報交換▽各国の大学や大学制度の把握▽日本の大学の情報の発信方法、などについて
検討する。
[2002-08-23-16:08]