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☆大卒2割は就職・進学せず 不登校中学生は36人に1人
 . [he-forum 4388] 朝日新聞08/09 
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大卒2割は就職・進学せず 不登校中学生は36人に1人
朝日新聞ニュース速報

 今春、大学を卒業した人の2割、高校を卒業した人の1割が就職も進学もしなかった
ことが、文部科学省が9日発表した02年度の学校基本調査速報でわかった。留学や浪
人なども含まれるが、同省は多くは職にも就かず、学校へもいっていないとみている。
一方、不登校の小中学生は過去最多の13万9000人に達した。最近10年で倍増し
、中学校では36人に1人が不登校ということになる。
 速報によると、今春の大学卒業者は過去最多の54万8000人。うち6万人(全体
の10.9%)が大学院などへ進学し、31万2000人(56.9%)が就職した。
 進学も就職もしなかったのは11万9000人(21.7%)で、00年度の12万
1000人(22.5%)に次ぐ多さとなった。これとは別に、アルバイトや契約社員
など1年未満の一時的な仕事に就いた人も過去最多の2万3000人(4.2%)いた
 短大も、卒業者13万1000人のうち、進学も就職もしなかった人は2万5000
人(19.5%)、一時的な仕事に就いた人は1万1000人(8.5%)を数えた。
 高校では卒業者131万5000人のうち就職したのは22万4000人で、就職率
は過去最低の17.1%だった。大学・短大や専門学校など高等教育機関への進学は6
2.8%。進学も就職もしなかった人は前年より8000人多い13万8000人(1
0.5%)で、現在の分類法になった76年以降で最多だった。
 バブルが崩壊した90年代前半以降、就職率は急速に低下、逆に就職も進学もしない
人が増えている。文科省は景気低迷に加え、「定職に就かなくても構わない」という意
識が広がったと見ている。
 一方、01年度に30日以上学校を欠席した不登校は、小学校で2万7000人(前
年度比0.5%増)、中学校で11万2000人(同4%増)。計13万9000人で
、前年度より4000人(3.3%)増えて過去最多を更新した。
 教育委員会は学校に復帰するのを待つ「適応指導教室」の拡充などの対策を講じてい
るが、増加傾向に歯止めはかかっていない。文科省は9月、民間団体も交えた協力者会
議を初めて立ち上げ、早期対応や家庭支援などを考えるとしている。
[2002-08-09-22:34]