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ワーキンググループ設置で合意/秋田市で北東北国立3大学連携推進会議 |
北東北国立3大学連携推進会議が30日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれ、学部ごとの代表らをメンバーに再編・統合の具体的なメリットとデメリットを検討するワーキンググループ(WG)を複数設置することで合意した。来月中にも副学長レベルの「再編・統合問題に関する懇談会」を秋田市で開き、WGごとの検討内容などを決める。
7回目となる推進会議には三浦亮秋田大学長、遠藤正彦弘前大学長、平山健一岩手大学長らが出席。下部機関の同懇談会が5月にまとめた再編・統合問題についての中間報告を受け、「さまざまな切り口で議論し再編・統合のメリット、デメリットをより明確にする必要がある」という点で一致した。
終了後の会見で、三浦学長は「16年には国立大学の独立行政法人化が見込まれており、(WGには)本年度中に何らかの方向を出してほしい」とする一方で、「教育は100年の大計であり、ほかの組織統合のシステムとは違う」と慎重な姿勢もみせた。
平山学長は「なるべく早くWGに答えを出してもらい、大学としてどう対応していくか判断したい」、遠藤学長は「それぞれ相手を納得させられる提案を出してほしい。それぞれの大学の立場があり、合意に達しないと進まない」と強調した。
(2002/07/30)