☆改革説明会に120人 学長、独立法人化に楽観的−弘前大
. [he-forum 4355] 毎日新聞青森版07/28
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『毎日新聞』青森版 2002年7月28日付
改革説明会に120人 学長、独立法人化に楽観的−弘前大
弘前大学(遠藤正彦学長)の大学改革の現状を遠藤学長ら大学幹部が県民向
けに直接話す説明会が26日夜、弘前大学で開かれ、約120人が独立法人化
への対応や岩手、秋田両大学との連携推進の考え方を聴いた。改革で大学の自
由が失われるのではないかという懸念に対し、遠藤学長はむしろ大学の自由が
大きくなるという楽観的な見解を示した。
遠藤学長は「金に結びつかない研究が保障できない、と大学人は法人化にこ
ぞって反対した」と独立法人化に多くの大学関係者が反対した背景を説明した
後、逆に「私は(独立法人化により)大学の自由裁量を認める部分に期待する」
と楽観的な見解を述べた。
出席者から出された「独立法人化により、第三者機関による教育研究実績の
評価に基づき大学への資金配分が決まることになると、長い年月が必要な地味
な研究が評価されなくなるのではないか。また大学の自由と創造性が保障され
るのか」という疑問に答えたもの。
このほか佐藤三三・教育学部長は、教育学部の定員削減により専門的な教員
養成が困難となっている教育学部の現状を報告、神田健策副学長は北東北3大
学の連携の考え方を述べた。【石川宏】