☆山形大教員養成課程の存続案、県が支援など提案へ
. [he-forum 4334] 毎日新聞山形版07/23
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『毎日新聞』山形版 2002年7月23日付
山形大教員養成課程の存続案、県が支援など提案へ
山形大学教育学部の再編統合問題で、県は22日、同大に提案する教員養成
課程の存続案を、今週中にも公表する方針を固めた。関係者によると、同学部
付属学校だけを対象にしていた教育学部の授業方法などの研究実践の場を、公
立小中高校にも拡大することなどを提案するという。
10日に開かれた県や山形市と大学側が話し合う「県の教員養成に関する懇
談会」で、高橋和雄知事が存続案提案を同大の仙道富士郎学長に持ちかけた。
県の提案内容の中心となるのは、(1)教育学部存続後の方向性(2)地域
とのさらなる連携――の2点。大学との事務レベルでの交渉で、学部の定員数
を削減することや、教官増による同大の財政負担を軽減するため、県が支援す
ることなどが話し合われた。今後は最終的な詰めの作業を行い、7月中にも大
学に提案する方針だ。
また、高橋知事は22日の定例会見で、教員養成担当校になる場合、教官の
増員が必要なことについて、「東北芸工大や東北公益文科大の設立のことを考
えれば、教官の増員は簡単なことだ」との見解を示した。【永井大介】