トップへ戻る   東職HPへ戻る
独行法反対首都圏ネットワーク

県と群馬大 連携推進協を設置
 . [he-forum 4331] 上毛新聞07/22
--------------------------------------------------------------

『上毛新聞』2002年7月22日付

県と群馬大 連携推進協を設置


 県と群馬大は、両者が一体となって地域振興策などのあり方を探る「県・群
馬大学連携推進協議会」を設置する。行政と大学が合同で進める地域貢献体制
の整備を図るもので、二十二日に前橋・荒牧キャンパス内の大学会館で初会合
を開く。

 群大企画広報室によると、協議会は県から林弘二企画部長ら三人、群大から
鈴木守、白井紘行両副学長ら七人のほか、学識経験者を加えた十五人で構成。
群大キャンパスのある前橋市と桐生市がオブザーバー参加する。

 これまで県と群大は個別の事案ごとに連携してきたが、両者が組織的に一体
となって定期的に意見交換することで、より効果的な地域貢献を推進するのが
狙い。

 協議会は年に二、三回のペースで開く予定で、本年度は外国人居住者の比率
が年々高まっている本県の実情を踏まえ、外国人との共生をテーマに地域貢献
策を探る。住民の異文化理解の促進や外国人居住者とのよりよい共生を目指す
「多文化共生研究プロジェクト」に取り組む方針。

 独立法人化や埼玉大との再編・統合など大きな課題が持ち上がる中、群大は
今月、学内における地域交流の推進組織として地域連携推進本部(本部長・赤
岩英夫学長)を設置。大学全体として地域貢献に取り組む体制づくりを進めて
いた。

 同広報室は「協議会を大学全体の英知を結集し、地域の発展に貢献するため
の話し合いの場と考えている。県と将来にわたり真のパートナーシップを結ん
でいきたい」と話している。