☆「文科省答申通りしかないのでは」−−山大統合で教授会、厳しい意見相次ぐ
. [he-forum 4306] 毎日新聞山形版07/17
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『毎日新聞』山形版 2002年7月17日付
「文科省答申通りしかないのでは」−−山大統合で教授会、厳しい意見相次ぐ
山形大教育学部の教授会が16日開かれ、同学部の再編・統合問題について、
県など行政側と協議した経緯などの説明が行われた。
関係者によると、10日に開かれた「県の教員養成に関する懇談会」で、高
橋和雄知事が「山形大の教員養成課程の存続について、県にも考えがある」と
の発言に対し、出席者からは「県が文部科学省に提案をしても、即時に却下さ
れる。文科省の答申通りにやっていくしかないのではないか」などと厳しい意
見が出た。また「山形大の実情からして、(文科省が示す教員養成担当校の条
件を満たすことは)厳しい」という悲観的な意見が相次いだという。
教育学部の教授会が5月に「教員養成課程の存続断念」を決定したことを受
け、県教委や小中高校の校長会、同大付属小中学校などのPTA会が存続を相
次いで要望している。
会議後、石島庸男教育学部長は「会議内容はノーコメント」と答えるにとど
まった。教授会の内容は仙道富士郎学長に報告され、評議会で協議される。
【永井大介】