☆産業寄与度で大学格付け…偏差値、知名度は無関係
. [he-forum 4295] (読売新聞07/14)
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産業寄与度で大学格付け…偏差値、知名度は無関係
読売新聞ニュース速報
経済産業省は13日、日本の産業競争力に対する寄与度で、大学をランキング化す
る計画を明らかにした。この前提になる評価基準作りに着手した。大学の評価は偏差
値や知名度などにとらわれがちだが、どの大学が優れた教育や研究を行い、競争力の
向上に貢献したかを明確化することで、大学間の競争を促す。
大学の評価では、文部科学省が各分野ごとに優秀な大学を選び、予算を重点配分す
る「21世紀COEプログラム(トップ30)」を今年度から開始したが、経産省の
評価は、競争力への貢献度だけに的を絞る。
経産省では、今年度中に評価手法を作り、来年度に、まず、バイオ、IT(情報技
術)の2分野で大学ランキングを試作する。2006年までに理学、工学の各分野で
評価方法を確立し、これを一般に公開、企業側にも知ってもらう。
経産省の大学評価基準は、教育と研究の2つに分けて作成する。ともに「費用対効
果」を測定する。研究分野では、ある大学の科学技術予算額などの「投入額」と、そ
の大学が生み出した「研究成果」を比較する。研究成果は特許や論文の数を見るが、
論文の質などを点数化する方法も検討する。教育では、学生にどれだけの「付加価値」
をつけて卒業させたかを測る方法を確立したい考えだ。
費用対効果で測定すると、地方の比較的、小規模な大学でも、予算の割に高い研究・
教育成果を上げた場合、社会的に名がよく知られた大学よりも上位にランクされる可
能性がある。
[2002-07-14-14:01]