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☆香川大、医科大と協定−学術交流で県
 . [he-forum 4253] 四国新聞07/05(3)
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『四国新聞』2002年7月5日付(3)

香川大、医科大と協定−学術交流で県
 

 県と香川大(近藤浩二学長)、香川医科大(田辺正忠学長)は五日、「学術・
研究協力に関する協定書」を締結、相互連携による各種交流を深め、学術・文
化の進展や産業振興に取り組むことを申し合わせた。今後は三者の代表でつく
る連絡協議会を設置、具体的な事業検討を行う。

 国立大と県との協定は、中四国では高知県に次いで二例目。大学の持つ教育・
研究基盤との連携を一体的に進めるのが目的で、これまでは、県教委と香川大
教育学部、県健康福祉部と香川医科大が個別に連絡会を開いている。

 同日、県庁で開かれた調印式には、真鍋知事と近藤、田辺両学長が出席。知
事は「調印を期に、さらに魅力と活力に満ちた香川づくりに取り組む」と述べ、
地域に根ざした大学の活動への期待を表した。

 県と香川大の連絡協議会は副知事、副学長が責任者を務め、各部局長、学部
長らで構成。香川医科大もオブザーバー参加し、来年十月の統合後は組織に加
わる。

 県によると、各種情報交換や検査機器の相互活用、インターンシップの受け
入れ、職員交流などを計画。共同研究テーマでは、従来の希少糖研究や遠隔医
療ネットワーク整備などのほか、水質浄化、自然エネルギーの活用を新たに検
討する。

 意見交換で知事は「教育は県が直面する大きな課題。大学の教官から、さま
ざまな提案をいただきたい」と要望。また、県に関係する両大学の統合メリッ
トについて田辺学長は「希少糖研究などでは連係プレーによって、成果が期待
できる」と意義を話した。