☆全教員を対象 希望退職の募集開始 宮崎産経大都城キャンパス
. [he-forum 4220] 西日本新聞07/02
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『西日本新聞』2002年7月2日付
全教員を対象 希望退職の募集開始 宮崎産経大都城キャンパス
【宮崎】 宮崎産業経営大学を運営する学校法人大淀学園(田代知代理事長)
は一日、宮崎キャンパスとの統合が決まっている都城キャンパス(都城市立野
町)の全教員を対象に、希望退職の募集を始めたことを明らかにした。同大学
は統合完了後の都城キャンパスにサテライト大学院を開設する構想を示してい
たが、本格的な人員整理が始まったことから、都城市は、同大学の全面撤退は
避けられないとみて、別の大学の誘致を急ぐ構えだ。
同学園によると、希望退職の対象は、定年直前の教官を除く六十三歳以下の
教授、専任講師ら十五人。退職期日は来年三月末で、八日から十二日まで希望
者を受け付ける。また、同大学の宮崎、都城両キャンパスや宮崎市の鵬翔高校
に勤務する事務職員六十人についても、全体で四十人にまで削減するという。
同学園は「都城キャンパスにある経済学部の廃止に伴い、職員規模の適正化
を図るのが狙い」としており、既に六月二十九日に対象者への説明会を実施し
たが、教員からは「突然の発表のうえ回答期限がわずか二週間しかなく、再就
職先探しもままならない」と反発する声も上がっている。
同キャンパスは都城市が校舎用地を無償提供するなどして誘致し、一九九一
年に開設した。だが大学側は一昨年、学生数の減少を理由に、二〇〇四年春ま
でに宮崎キャンパスと統合する方針を決め、昨春から都城キャンパスへの学生
受け入れを停止。経済学部は現在、三、四年生だけになっている。