☆大学院大学、琉大施設利用を検討
. [he-forum 4211] 琉球新報07/01
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『琉球新報』2002年7月1日付
大学院大学、琉大施設利用を検討
沖縄新大学院大学の前身となる研究機関(2005年9月発足予定)の設置に向
けた準備段階で、琉球大学(森田孟進学長)の施設利用が検討されている。大
学院大学の研究協力施設として琉大との連携強化が狙い。6月30日午前、尾身
幸次沖縄担当相が琉球大を訪ね、森田学長や同大学部長らと懇談、大学側に説
明した。
尾身担当相は「創設を目指す大学院大学は規模が小さい。そのため、沖縄の
(研究者などの)すそ野をある程度広げないと世界最高水準にはならない。研
究協力の相手として琉大の特に理工系の水準を、少なくとも、もう一段上げて
ほしい。文部科学省と相談し、琉大にてこ入れをしたい」と述べ、琉大の研究
水準引き上げに努力する意向を示した。
担当相は、来年5月に県内で開く国際セミナーに向け、琉大の支援協力を求
めた。
琉大側は、地域特性を生かし、個性的な大学を目指す「琉大中期目標・計画」
を示し、今後の琉大の目指す方向性を説明した。
懇談後、森田学長は「大学院大学に琉大卒業生を何人送れるかが問題になる
が、今後、全授業の50%を英語で行うなど英語教育の推進に努めたい」と述べ
た。
担当相は6月28、29の両日開かれた沖縄新大学院大学第2回国際顧問会議出席
のため来県。琉大との懇談後、帰京した。