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☆大学の国際協力推進で、文科省が紹介センター設立へ
 .[he-forum 4206].読売新聞06/29) 
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大学の国際協力推進で、文科省が紹介センター設立へ
読売新聞ニュース速報

 文部科学省は29日、大学の調査・研究活動を活用した国際協力を推進するための
サポート・センターを2003年度にも設置する方針を固めた。
 途上国の都市計画策定や環境調査、農作物の栽培法研究などに関する国際協力につ
いて、希望する大学や教員をデータベース化し、世界銀行、アジア開発銀行(AD
B)、国際協力事業団(JICA)などの国際援助機関に紹介するもので、各大学の
専門分野を生かした特色ある貢献を目指している。
 センターは、文科省の関連団体として設置し、調査・研究事業を外部委託する国際
援助機関の問い合わせに応じ、内容に合致する大学や教員を紹介する。大学側には、
受注に向けた内容説明や契約を円滑に行うための研修を実施する。
 国際援助機関は、大学の専門的な知識・経験を活用できる一方、大学側も外部資金
で実地研究を兼ねた活動ができるうえ、活動実費に加えて「オーバーヘッド」と呼ば
れる報酬が入る利点がある。
 各国立大が2004年度にも国立大学法人化され、外部機関と独自に事業契約を結
んだり、自己収入を大学の裁量で使えるようになるため、こうした国際協力が大学の
教育・研究活動の活性化につながると期待される。
 文科省によると、世界銀行が毎年発注する調査・研究事業は約3000件、総額約
1500億円に上る。米国の大学では国際協力が盛んで、ハーバード大は年数百億円
規模の事業を受注し、その報酬を教育・研究活動に活用している。

[2002-06-29-14:53]