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島根大と医科大の統合 「地域・国際社会に貢献を」 研究の共同センター設置
 . [he-forum 4191] 毎日新聞島根版06/26 
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『毎日新聞』島根版  2002年6月26日付

島根大と医科大の統合 「地域・国際社会に貢献を」 研究の共同センター設置


 島根大(吉川通彦学長)と島根医科大(下山誠学長)が25日、来年10月
に統合し、島根新大学(仮称)となることに合意したことで、両学長は「教育
や研究基盤の強化充実により、地域社会や国際社会の発展に貢献したい」と抱
負を語った。本部は島根大キャンパスに置き、医科大は新大学の医学部になる。
今後、事務部門の統合や教職員の共通理解、約40キロ離れた両キャンパス間
の移動手段など具体的な議論を進める。

 両大学は昨年6月の文部科学省から、大学の構造改革の方針が示されたのを
契機に統合の可能性を検討。10月には統合推進に関する合意書に調印し、統
合協議会を設置した。

 合意によると、学部や大学院、学生数は従来と同じ。学内研究施設として両
大学の研究機関を統合し、共同センターや総合科学教育研究支援センターを新
設するとしている。また、医学部生は週1日の選択科目を松江キャンパスで履
修することになり、シャトルバスの運行などが検討されている。

 調印式後、両学長は共同でコメントを発表。期待される効果として、教育の
充実・強化、国際・社会貢献の推進などを挙げ、「両大学の持つ異分野の有機
的融合によるさまざまな学際研究を推進したい」と述べた。澄田信義知事も
「地域とともに歩む大学として、県の振興に大きな力となってほしい」とのコ
メントを発表した。 【濱田元子】