☆学生、院生にも研究予算 宮大教育文化学部
. [he-forum 4188] 宮崎日日新聞06/26
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『宮崎日日新聞』2002年6月26日付
学生、院生にも研究予算 宮大教育文化学部
独立行政法人化など大学を取り巻く情勢が厳しさを増す中、宮崎大学教育文
化学部は本年度から、同学部の学生や院生の優れた研究を支援する。特別研究
予算として年間四十万円を計上、個人や研究室単位に最大十万円を支給する。
同学部は「学生、院生の研究予算は県内の大学では珍しい」と話している。
既に九件の申請があり、研究概要、実施計画、要求する予算額や内訳を同大
に提出。近く同学部の評議員を中心とした組織で選定し、同大予算委員会で正
式決定する。予算は担当教官を通して支給する。
同学部によると、研究内容は学校教育の指導方法、環境アセスメントに関す
るものや街づくりなど、地域密着が目立っている、という。
研究費予算は今まで教官に限定。学生や院生は、教官の研究費から拠出して
いた。
岩本俊孝学部長は「大学全体の予算は以前に比べて少なくなっており、今後
の法人化をにらんだ競争力強化が求められる。そのためには学生、院生の研究
環境の活発化が必要」と話している。