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独行法反対首都圏ネットワーク

☆高知大教育学部・付属校存続を 文科省に署名提出
 .[he-forum 4187] 高知新聞06/26 
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『高知新聞』2002年06月26日付

高知大教育学部・付属校存続を 文科省に署名提出


 「高知大学に教育学部と付属学校園を残す会」の島田幸代会長ら役員4人と
橋本大二郎知事が25日、東京・霞が関の文部科学省を訪れ、教育学部と付属
幼・小・中、養護学校の存続を求める要望書と、4月以降集めてきた9万32
1人分の署名簿を提出した。

 同会は、付属四校園のPTAを中心にことし2月から活動している。要望書
は「本県には本県独自の実情がある。高知大が地域の意向をくみ取り、十分な
議論を尽くすまで性急な結論を要求することのないよう特段の配慮を願う。トッ
プダウン方式の統合・再編だけは避けてほしい」と訴える内容。

 文科省側は清水潔・大臣官房審議官(高等教育局担当)が対応した。橋本知
事が、本県の地理的条件や土佐の教育改革に与える影響などを説明。島田会長
らも「画一的な統合再編は避け、地域の声を聞いてほしい」と訴えた。

 清水審議官は、国立大の教育学部が単に地域の進学の受け皿になり、教員養
成が二次的な意味になっている状況などを指摘し、「現状を何とか打破したい
率直な思いがある」と説明。「大学の将来をどう切り開くか、付属校園が地域
の教育にどういう役割を果たしていくのか、地元の教育界や大学とも考えてほ
しい」と述べた。

 【写真】署名簿を前に、本県の実情を清水審議官=右奧=に訴える「残す会」
の役員ら(東京・霞が関の文部科学省)