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☆岩手大教育学部、存続訴え「考える会」−再編統合でシンポ
 . [he-forum 4117] 毎日新聞岩手版06/16(2)
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『毎日新聞』岩手版  2002年6月16日付(2)

岩手大教育学部、存続訴え「考える会」−再編統合でシンポ


 ◇実績、交通利便性強調−−盛岡で、総会とシンポジウム

 岩手大学教育学部(望月善次学部長)の存続を訴える「岩手の教育と岩手大
学教育学部との関(かか)わりを考える会」の設立総会とシンポジウムが15
日、盛岡市上田の上田公民館で開かれた。

 総会では石川桂司同大名誉教授が「岩手の教育百年と岩手大学教育学部」と
題し基調講演を行った。石川名誉教授は同学部の多くの卒業生が青森、秋田両
県で教員として活躍していることや、へき地教育などで実績を上げていること
などを挙げ「北東北3県のためにも、岩手大学教育学部が充実発展していくこ
とがぜひとも必要だ」と話した。

 続いて望月学部長が学部の再編統合の動きを説明した上で、同学部が交通の
便に恵まれた点や地域教育で積み重ねた実績などを強調した。また同会の代表
には佐々木俊夫県議を選出した。

 「岩手大学教育学部の現状と課題」をテーマにしたシンポジウムでは、吉田
省三・二戸市教育長や久慈竜也・県PTA連合会会長ら4人がパネリストとし
て出席。いずれも同学部の存続を求めるという点で一致した。その上で「大学
側は、まず小中学校の教育現場に強い関心を持ってほしい」「再編統合の議論
が熱い今こそ、岩手大学の個性を広く知らせる好機だ」――などの意見が交わ
された。

 今後、同会では平山健一同大学長あてに要望書を提出するなど学部存続に向
けた運動を展開する予定だ。【林哲平】