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☆上教大が信大と連絡協発足合意 ハブ大学院構想実現狙う
 . [he-forum 4094] 新潟日報05/30
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『新潟日報』2002年5月30日付

 教員養成強化に活路

 上教大が信大と連絡協発足合意 ハブ大学院構想実現狙う


 上教大が信大と連絡協発足合意 教員養成強化に活路 ハブ大学院構想実現
狙う 教育と研究の充実を図るため、信州大(本部・長野県松本市)との連絡
協議会設置を発表した上越教育大は、29日の記者会見で、国立大の教員養成
系学部と単科大学の再編・統合について、「ほかの大学にのみ込まれる形での
再編・統合は考えていない」と説明。他大学と連携、協力することで教員養成
のパワーアップを図っていく生き残り策を強調した。

 会見で大沢健郎学長は「文部科学省に連携・協力を提案していきたい」と述
べ、大学間の連携で、学校現場で起きている問題解決に向けた教員養成を目指
していく考えを示した。また、新潟大とも同様の協議会について、既に学長同
士が合意し、上教大では6月中にもスタートさせたい意向だ。

 「2つの協議会が立ち上がれば、連携を(3大学の)トライアングルの方向
に持っていきたい」という。

 こうした同大学の“連携路線”の背景には、同大学がかねてから主張してい
る「ハブ大学院構想」があるとみられる。障害児教育や現職教員研修など、同
大学の特徴や実績を生かし、北信越地区の共同利用型大学院を目指すというも
のだ。 信州大との協議会では学力問題などの共同研究や人的交流、地域連携
などを視野に入れて専門部会を設置、互いに補完し合うための交流内容を話し
合っていく。

 連携については「文部科学省がどう受け取るかはこれからの話し合い」とい
い、7月に行われるという文部科学省のヒアリングが注目される。<歓迎すべ
き動き 新潟大学の深沢助雄副学長の話> 連絡協議会設置は教員養成の質の
向上を目指した動きで歓迎すべきだ。今後、新大と上教大が再編・統合を話し
合う際に何ら障害とはならない。両大学間でも実務者レベルで連携することで
ほぼ合意している。協力していく中で意識の統一を図りたい。