☆山形大教育学部統合・再編 「教員課程、存続を」−−県教委などが要望書
. [he-forum 4092] 毎日新聞山形版06/12
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『毎日新聞』山形版 2002年6月12日付
山形大教育学部統合・再編 「教員課程、存続を」−−県教委などが要望書
山形大教育学部の統合・再編問題で、県教委と県内の教育関係団体が11日、
教員養成課程の存続などを求める要望書を大学側に提出した。
要望書を提出したのは県教委のほか、小中高校の校長会、特殊教育諸学校校
長会で、「県内の学校教育は少人数学級導入などで、変革期を迎えている。地
元大学での教員養成課程の存在は不可欠だ」としている。
意見交換の席上、教育関係者は「教員養成機能の維持、教員の再教育・研修、
付属学校を教育の実践研究の場とすることを3点セットとして残してほしい。
意見交換の場を作るなど、経過を知らせてほしい」と要望した。これに対し、
沼沢誠副学長は「教員養成機能の維持などの3点セットが整備されない限り、
大学の意思決定はできない」との姿勢を示した。
同大教育学部が先月、教員養成課程の存続断念を表明したのを受け、同大は
今月19日の評議会で、意思決定する方針だが、沼沢副学長は「3点セットの
方向性が見えてこない限り、19日の評議会では決まらない可能性もある」と
の見解を示した。
意見交換を終えた木村宰県教育長は「山形の教育を支えていけるような人材
の確保が不可欠だ」と強い口調で述べた。【永井大介】